掘る場所を見きわめて。そしてすぐ逃げる。
どの洞くつも、土の上に岩とクリスタルがいっぱい。その下を掘ると、岩は落ちてくるのが見えるくらいのあいだ、ぐらぐら揺れてから落ちてきます。うまくよければ大きな「ゴクッ!」。よけそこなうとラスムスはぺっちゃんこ、ヘルメットをかぶった小さなおばけがふわりと飛んでいき、すぐにもう一回。
もっと深くでは、古い木の支柱が岩とクリスタルの天井をまるごと支えていて、いつ外すかはあなたしだい。石積みの壁はダイナマイトでしか開きません。そのあいだも地下水は下から上がってきます。読む時計はなく、見えるのはせまってくる水だけ。水はとても澄んでいて、底の石までひとつ残らず見えます。ラスムスのまわりでしぶきと波紋が広がり、ヘルメットのランプが水の中を照らします。